「アリババ」1688と「タオバオ」taobaoは、どちらも中国の巨大なIT企業・ウェブサイトですが、違いがあります。2003年開業の「タオバオ」は1999年創業の「アリババ」の子会社です。タオバオは一般消費者向けの販売で、アリババは小売業者向けの卸値販売です。
タオバオは、中国国内で最も親しまれているオンラインサイトで、中国全体のオンラインショッピング市場の約80%がタオバオで取引されています。取り扱い商品数は10億点以上に上ります。また、ロット数などは定められていなく、1個から購入が可能です。
一方、アリババは工場やメーカーから直接購入できるため、仲介業者のマージンが少ない分、かなり安く仕入れができます。また、OEM製造に応じてくれる工場を探しやすいというメリットがあります。ただし、最低ロットが決められている場合が多く、1個~数個での購入が出来ない場合があります。
アリババとタオバオではどちらがおすすめかというと、時と場合によります。ちょっとだけ試しに仕入れて売ってみたい場合は「タオバオ」。そして、同じ商品をまとめて仕入れたい場合は「アリババ」の利用をおすすめします。売れるかどうかも分からないのに、アリババでたくさん仕入れてしまうのはリスクがあるので、うまく使い分けるようにすることが重要です。